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読書 毒親 自己愛性パーソナリティ障害

電子書籍「自己愛者7名の末路」を読んでみました。

更新日:

300円と言う非常に手頃なお値段だったので、
軽い気持ちで試しに読んでみるかと思い購入しましたが、

思いの他、面白かったです。

自己愛に共通項は、ありますが、
人それぞれの違いもある。

だから、自己愛の知識があるから、
こうと決め付けるのもよくない。

この著者の方も、自己愛の人と
囲まれる中での生活をされていたようです。

身近な距離感で多くの
この症状の人と関わる事が結果、研究となり、

自己愛性パーソナリティ障害の中でも、
とくに攻撃性の強いタイプの人について、
書かれてあります。

最初に、お笑い芸人であった、
横山やすし師匠の事が書かれてありました。

自己愛の知識がある人であれば、
まぁ、そうだろうなと言う話です。

横山やすしさんの話は、
私の爺さんや叔父の話とも、
多くが共通する所であります。

自分の思い通りにならないと、
すぐに怒る。暴力を振るうなど。

でも、横山やすしさんには、
良くも悪くもズバ抜けた、
漫才の才能があった。

私の爺さんや叔父には、
それがなかった。

それが良かったのか、
悪かったのかは、
分かりませんが、状態は、
あの状態のまんまでした。

でも、多くの自己愛者は、
幼少期の親子関係において、

生死の危機感など安全ではない、
環境で育っている事から、

この能力が育ちやすい傾向は、あるらしく、

この能力のことを代償性過剰発達と言うそうです。

代償性過剰発達―研ぎ澄まされた能力

ちょうど視覚障害者の
聴覚が敏感になるように、

生きづらさを代わりの能力で補い
カバーしようとして、その能力が
過剰に発達することです。自分の
生き死にがかかっていることのない
普通の家庭で育った子どもは、
このような能力は備わらず、無邪気なままです。

色んな分野で、その才能を発揮する人がいる。

一流のミュージシャン。
一流の画家。
一流の作曲家。
一流の経営者。
一流のホスト。
などなど。

信じ難い話ですが、
X JAPANのYOSHIKIさんにも、
自己愛の傾向があると言われています。

(※この本に書かれてある話では、ないです。)

そうであるなら、YOSHIKIさんは、
代償性過剰発達に当てはまります。

自己愛は、外面を良く見せる事は、得意なので、

親しい間柄でなければ、
気づかれていない事も多くあると思う。

そして、この能力がなくても、
ある振りをする自己愛もいる。

叔父も自分は、一流だと豪語していました。
まぁ、そんな輩に一流などは、いないです。

この電子書籍を読むまで、
知らなかったのですが、

横山やすしさんは、晩年に、
暴行の被害を受けていたそうです。

長年、色んな所で恨みを買っていたので、
仕方ないと言えば、仕方ないですね。

因果応報と言うには、軽過ぎるぐらいです。

でも、私の個人的な考えですが、
自分が使ったエネルギーの総量。

人に与えたエネルギー量は、
自分が受け取るエネルギー量。

横山やすしさんは、芸人として、
人を笑わすことで、プラスの
エネルギーも与えていた。

マイナスの方が大きくなった時、
体が弱った時、高齢になった時、

などに、過去の反動が、
ドカッと来るような気がします。

自己愛の人が起こす、
自己愛憤怒がありますが、
最後は、憤怒によって、
自分自身も破滅する事もあるのでしょう。
そここそが、自己愛の末路かもしれません。

プラスのエネルギーの方が、
ずっと多い人であれば、
自己愛であっても、
何も起きないかもしれません。

まぁ、そうであれば、
軽症の自己愛なのでしょう。

自己愛の判別方法として
分かりやすいのは、自分自身には、
過剰に甘く、人には(本人より弱者に対しては)、
過剰に、厳しくなる。

軽症の人だと過剰に、
厳しくなる要素は、薄れます。

この本の著者の方や、
私達が、問題のある自己愛と、
認識している人は、人に与える
エネルギーがマイナスなのが常。

関わる人が病気になってしまうぐらいです。

自己愛の人は、
自分だけは、特別で、
その他は、ゴミクズ扱い。

分かり過ぎるぐらい分かります。

人の弱さ、優しさに付け込む。
自分のミスさえ人のせいにして責める。

自己愛の人は、
問題が多いです。

多すぎるぐらいです。

でも、大概、その症状の
親元で育った人が、
その症状になっています。

遡れば、武士の時代など。
長い家系連鎖の事もあるようです。

同じ家系、同じ親元で育っても、
この症状になる人とならない人がいます。

この症状の人と関わった距離感が、
一つの理由のような気がしています。

身内関係で、この症状の人を
まともだと思っている人も、
何処かおかしかったりします。

この世代連鎖、このリレーを
繰り返さない為の世の中の
ルール作りも必要だと思います。

電子書籍の中では、
蛇蝎と言う言葉が使われてありました。

私、その意味を
知らなかったので、
検索してみました。

「蛇蠍(だかつ)のごとく」とは、
どういう意味ですか?

〘名〙 蛇(へび)と蝎(さそり)。

人が恐れ嫌うもののたとえ。

人がひどく忌みきらうものをたとえていう。

蛇の字を見て思いましたが、
自己愛の人の中には、凄く、
執着心が強い人もいますよね。
執念深かったり、ねちっこかったり。

見た目が強そうな自己愛もいれば、
見た目が弱そうな自己愛もいる。

どちらの自己愛もターゲットに選ぶのは、
自分よりも弱者と思える人。

弱者から搾取。弱者に八つ当たり。

自分にとっての奴隷が欲しい。
例え、それが自分の子供でも。

彼等は、自分より弱者が大好物。
そして、攻撃をするのも大好き。

すべてではないにしても、
自己愛度の高い人は、
何らかの依存症になる確率も、
高くなるそうです。

アルコール依存だったり、
ギャンブル依存だったり。

人にも依存しますよね。

依存、支配、搾取。

自信があるように見せかける裏腹、
実は、自信がないので、被害者意識が強い。
実は、不安でたまらない。実は、小心者。

自己愛の人は、
最初のとっつきこそ良くても、

人様から嫌われる要素が満載なので、

人は、次々と離れ去って行きます。

そんな事の繰り返しで、
本人も不安になり、やたら、
疑い深くなる傾向も見受けられます。

自分が無価値である事を
本人も無意識で自覚している。
だから、価値がある自分を演じる。

それ故に、外見、外面、知識、話術など。
それらを素晴らしく見せる事には、長けている。

(全然、長けていない人もいる)

要は、パッケージは、
凄くよく見えて中身がない。

とは、言っても、先程の、
代償性過剰発達の話のように、

仕事の能力や技術が本当に一流の人もいる。

関わる人は、それもパッケージだと気づく事。

だから、横山やすしさんの
例えは、分かりやすいと思う。

また、この本の中でパッケージを敢えて、
良く見せないタイプもいるとありました。

分かりやすいタイプの自己愛もいれば、
分かりずらいタイプの自己愛もいる。

でも、しばらく、身近な距離感で関われば、
大概、ボロを出しますから、知識さえ、
持っていれば、見抜く事、気づく事は、
出来ると思います。

逆に相手が自己愛の知識のある人で、
投影によって、お前がそれだと、
認識する人もいるようです。

だけど、投影と言うのは、
ご本人様を相手に映し出している。

よく彼等の対策は、
どうしたらいいかと言う話は、
あるのですが、共通項は、
たくさんあるわけで、そしたら、
その共通項を元にした対処法も、
いくつかは、あります。

簡単な所で逃げる、離れる、
関わらない、距離を置く。

本人は、等身大の自分を見れませんが
こちらは、等身大のその人を見て、
タイプ別の対策を立てる。
この症状に詳しい人に相談をする。

関わる時は、複数人や集団で関わる。

彼等は、上に弱く、
下に強いですから、
話し合いの場に、
上の立場の人に、
同席してもらう。

暴言、暴力などの証拠を残す。

必要に応じて、医療機関、
警察、弁護士、などに、
前もって相談をしておく。

彼等は、根は、小心者で、
硝子のハートですから、
彼等を手玉に取れるぐらいに、
自分が成る事も一つの対策だと思います。

指摘すれば、暴言、
暴力に訴えるかもしれません。

その時の為に、
事前に証拠を取れるように
準備しておく。

この本の著者の方は、
記録に残す事が、
対策になると言います。

彼等の獲物は、
色んな意味で弱者が対象です。
その弱者にならない事も対策。

色んな知識を学ぶ事も大切ですが、
実際に関わるのが一番、彼等を知れる。
でも、その代償として、自分は、
ズタボロになるかもしれません。。。

この本の著者の方は、
その代償を体験で知った方。

その体験談を
300円で買えるなら、
お買い得だと思います。

別に買わなくても、
自己愛の知識は、ネットで、
自己愛性パーソナリティ障害、
自己愛性人格障害のキーワードで、
検索すれば、色々と知る事が出来ます。

この本には、度々、
横山やすしさんの話が出て来ますが、
横山やすしさんのエピソードで面白かったのは、
やすしさんの息子の一八さんから見た、
横山やすしさんは、父は、根暗で、
酒にも弱く、暴力も、ほぼ、振るった事がない。

一八さんにとっては、悪い父親では、
なかったのかもしれない。

自己愛の親だと、幼児虐待なども、
序の口でやる人も、たくさんいる中、
その状態だったのなら、かなり良い方です。

その分、やすしさんは、外で暴れていました。
でも、外で暴れるのは、誰かが見ているから、
分かりやすい所もある。家の中でやるタイプは、
密室で行われているから気づかれずらい。

幼児虐待で子供が死亡した事件は、
そのような事が行われている中の
氷山の一角に過ぎず、それらを
当たり前のようにやって悪いとも思っていない。

彼等は、相手が幼児であっても、
お前が悪るくて俺は、悪くない。

そのような認識をします。

何故、彼等が、そうなるのか?
と言えば、育ちの環境による所が大きい。
大概は、自己愛の親元で育っている。
とても、不幸な環境で育っているケースが多い。

だからと言って同情の必要はないですが、
この症状になりやすい環境の子供達を
救って行かないと、結局、また、
同じ問題を次の世代から、
次の世代へと連鎖さてしまう。

動物愛護団体や犬や猫の
虐待の問題があります。

人間も同じように保護する活動が、
必要だと思いますが、それは、
動物の保護よりも遅れている所が、
あるとは、思います。

そして、彼等の末路は、
みんなではないですが、
自己愛の人は、大体、
50歳を過ぎた辺りから、
弱り出す人が多いらしい。

-読書, 毒親, 自己愛性パーソナリティ障害

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