当時、闇金の帝王として、
メディアで取り上げられた杉山会長。
かなりの批判もされたようです。
もっとも批判されて当然の事をやっていたのですが。。
本来、表に出るような立場の人では、なかったはずです。
でも、メディア側から歩み寄った事も、あったと思います。
札束を無造作に積み上げた事務所。
口調や風貌は、強面だけど、
細身の体型で何処か弱そうにも見える。
芸人の横山やすしに似たような感じで、
嫌われ者だけどテレビ的に面白くなるとか、
視聴率が取れる要素もあった。勿論、
怒り心頭で取材をした事も、あったのでしょう。
漫画やドラマの中の人が現実にいた。
彼自身、何かのキャラクターのような要素もあった。
杉山会長は、嫌われ者として、
悪の錬金術者として、
その道では、成功した成功者。
個人的には、このような人生を生きた人が、
来世で、どうなっているのか気になる所です。
前世の行いは、まったく無関係になっているのか?
代償を払わされる事になっているのか?
死後と生後に因果関係は、あるのか?
輪廻転生の観点から悪人としての生まれ変わりを
繰り返した後、善人の輪廻転生をして責任を取るのか?
それは、さておき、杉山会長も、
悲惨な育ちの境遇だったようで、
悲惨な境遇で育った人は、非行に走ったり、
犯罪者になったり、人を苦しめる人になりやすい。
必ずではないですが、そうなりやすくは、あるようです。
自己愛性パーソナリティ障害
杉山会長の父親は、船員で、
アルコール中毒のような状態で、
非常に貧困状態の家庭環境。
察するに自己愛性パーソナリティ障害の
要素があったような気がします。
この症状の親元で育った人も、
環境遺伝で、この症状になりやすい。
杉山会長も自己愛性パーソナリティ障害
だったのかもしれません。そう考えると、
諸々の事の辻褄も合います。
幼少期の惨めな思い。悲惨な境遇。
辱体験。劣等感。承認欲求。
それらが根底にあり、
おかしくなる人は、多くいる。
自分さえ良ければ、いい。
周りの人が、どれだけ苦しもうが、
自分さえ良ければ、すべて良し。
本人が人間として欠陥だらけ。
そのせいか、人を人として見れない。
彼等にとって弱者は、ゴミ、屑で、
どのように扱ってもいいになる。
そのような思考回路になる人もいますし、
存在自体が破天荒になります。
本人も自分が狂った状態である事が分からない。
※この症状であっても、
個人差があるので必ずでは、ない。
でも、ある種の共通項は、あったりします。
この症状に関して、
実際、関わった事がある人でないと、
中々、分からない所もあると思います。
弱者には、とことん強くなるのも、この症状の特徴。
金主と借主。杉山会長は、裸の王様状態。
私も、随分前に杉山会長が、
書いた本を読んだ事があります。
部分的にしか覚えてませんが、
家庭の財布を握っているのは、主婦なので、
主婦が主な客になる。そして、取り立てに行くと、
玄関先で恐怖で失禁する主婦もいたそうです。
かなり、高圧的な取立てだったのでしょう。
女、子供に、とことん強くなるのも、
自己愛性パーソナリティ障害の特徴ですし、
弱者をターゲットにするのも特徴。
幼少期に、どうしようもない環境や
悲惨な境遇で育つ子供を
保護する制度的なものも必要だと思う。
必ずでは、ないものの、
そのような育ちの人が人格上の
病気になりやすい。
結局、杉山会長も子供時代の被害者の一人。
それでも許されないとか、そんなの言い訳と
言うのも分かりますけど、人格形成の土台は、
親と家庭環境の要素がある。未来的には、
このような悲惨な環境で育つ人を減らせれば、
結果、未来の犯罪者や人格異常者も減らせると思う。
悪徳金融・日本百貨通信販売
話は、戻りますが、お金を貸す商売。
特に昔の時代は、貸主が圧倒的に、
強者になる時代でした。
杉山会長が特に目立っただけで、
彼と似たような商売をやっている人も、
あちこちにいた。正規の金融屋だって、
悪徳に近い事を行っていた時代。
無法地帯だった要素もある。
しかし、闇金を頼る人も、
一癖も二癖もある人だと聞きます。
普通の金融屋では、審査が通らなかった人達。
悪質な取立てでないと成立しない要素もあるらしい。
他所で貸して貰えない人が杉山会長の元を訪れた。
自己破産をした人にも融資をしていた。
そう言う人に融資をするのだから、
どうしても取立てがエグくないと、
取り立てれないと言う要素もあったらしい。
借りた金を返せずトンズラ。
そんな事をする輩もしょっちゅう。
貸した金を回収できず倒産する金融屋も
結構、あったそうです。
最初から保証人狙いの取立てなども普通に行われていた。
ある程度の年齢の子供は、親が保証人になる。
ある程度の年齢の高齢者には、孫や娘が保証人になる。
今で言う情弱な人を狙う。
杉山会長は、やり過ぎたし行き過ぎた。
だけども、商売上手では、あった。
悪徳商売上手と言った方が正解かもしれない。
金融屋の前に時計屋や家電量販店などもやっている。
時計屋の経営者になったのは、17歳の時だったそうです。
それなりの努力家でも、あった。頭の回転もよかった。
金融業も暴力団の所で学んだので、あのやり方は、
その業界の中で普通の事だったのでしょう。
暴力団金融は、メディアに出ない。杉山会長は、出た。
その違いだと思います。でも、色んな危機があって、
乗り越えて来た、やり手。その部分は、メディアは、
あまり、取り上げていなかったようですね。
彼がメディアに取り上げられた時期、
弁護士の方が弁護士会を頼ってくださいと、
呼びかけていた事もあったようです。
日本弁護士連合会
伝説の高利貸し 日本百貨通信販売・杉山グループ総帥 杉山治夫の生涯 その1 | はる坊の雑記 https://t.co/u5kJPQ6ppH
— 毛🦀@思考の治療院 (@3b48For6hcCrT4J) March 14, 2025
↑の記事の方は、細部まで、
かなり詳細に書かれていて、
よく、これだけの情報を
書けたなと感心します。
下手な本より、
このリンク先のブログ記事を
読むと杉山会長の事が分かります。
杉山治夫(すぎやま はるお)
彼のやっている事は、
どうしようもなかったですが、
経営学として勉強になる部分もあると思います。
勿論、悪の部分は、
絶対に真似したら駄目です。