合気道の藤平光一。王貞治の一本足打法開発の裏には、この男がいた。

合気道と言えば、塩田剛三さん。植芝盛平さん。
お二人が有名ですが、藤平光一さんと言う方も有名だったのですね。

藤平光一さんは、植芝盛平さんの所で合気道を学び、
大学卒業後は、陸軍に入り中国へ派遣される。
帰国後は、中村天風さんの所で心や気について学んだそうです。
その事が功を奏したのか、合気道でも10段になられました。

心身統一合氣道会

プロ野球の王貞治さんや長嶋茂雄さんも、
藤平光一さんから、氣の使い方について
指導を受けた事があるそうです。

二人共、プロ野球の世界で、
気の使い方を活かす為であり、
本格的に合気道を学んだわけではない。

王貞治さんについては、改善すべき所が、色々あったようですが、
長嶋茂雄さんは、既に、非常に良い氣の使い方をされていたようで、
指導すべき事は、何もなかったと藤平光一さんは、言っていたそうです。
長島さんは、最初から自然体であった。

合気道の達人に、そう言わせたのだから、
長島茂雄さんも、さすがですね。

王貞治さんも、荒川博さんと言う、
その業界では、かなり凄いと呼ばれるコーチのもとで
指導を受けていたのですが、その荒川さんが、
藤平光一さんの道場に連れて行ったと言います。

王貞治さんは、右足に力が入りすぎるので、
藤平光一さんは、荒川コーチに、
何故、直してあげないのか?と、
問いかけた所、王の癖なのでどうしようもない、
と答えられたそうですが、その後、
右足を上げて打つと言う指導になった。

普通は、片足を上げて打つなど、
遊びの野球ならよいかもしれませんが、
プロ野球のピッチャーの球を片足で打つなど
バランスも崩れるだろうし、
かなり難易度が高かったと思いますが、

それをこなせるようになった王さんもさすがです。

氣は、すべての原点である。

だから、あらゆるスポーツにも応用する事が出来る。

私は、色んな武道がある中で、
極めたら合気道が最強なのではないか?と思っています。
(極められた人は、非常に少数かもしれませんが・・・。)

と言うのは、空手にしても、柔道にしても、
ボクシングにしても、他の格闘技にしても、
結構、体重差、身長差、筋肉量などが影響していると思うからです。

それに対して、本物の合気道は、気の力、宇宙と調和した力を使うからです。

怒りや憎しみで立ち向かって行く者は、
合気道の達人の前では、手も足も出ないと思います。

相手の力を利用して、相手を倒す。
だから、どれほど、自分より腕力が強い者が襲ってきても大丈夫なそうです。
何故なら、その力自慢の方の相手は、己自身の力。そこへ合気道の達人が、
ちょいと力を加えると倒れる。このような事が出来たのが、
合気道の開祖である、植芝盛平さんや塩田剛三さんであったそうです。

しかし、その後、彼等のような人物が現れたと言う話を聞かないので、
合気道を極めると言うのも、想像を絶するほど大変な事なのかもしれません。

また、合気道の流れは、大東流柔術と言うモノにあったと聞きます。
大東流柔術を分かりやすく体系化したものが合気道になるそうです。

今回は、藤平光一さんの「氣の呼吸法」
と言う本を読ませて頂きました。

氣の呼吸法 全身に酸素を送り治癒力を高める 幻冬舎文庫/藤平光一【著】

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合氣道とは、心と身体を、一つに合一すべきもの。

呼吸は、人間、誰もがしている。

呼吸を変えれば、人生を変える事が出来る。

色んな呼吸法がありますが、
何秒で吸って、何秒止めて、何秒で吐くとか、
お腹をふくらませたり、へこませたりと言った、
難しい事は、一切、必要がないと藤平さんは、言います。

息を吐き出せば、また、自然に入ってくる。
自然にまかせた呼吸をする。

自然にまかせた呼吸の方が長続きする。

この本では、その自然の呼吸法について書かれてあります。

その為に重要となるのが、
臍下丹田(広い意味での下腹部)になるそうです。

投稿者:

sayuriyoukonaoko

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