木村藤子さんは、テレビ出演など…
この本を読みながら思わず、
この方のカウンセリングを
受けてみたいと思いました。
(実際に受けるかどうかは、分かりません。)
本の冒頭に、間違ったセラピーや、
普通の精神科に通うだけでは、
本当の癒しは、起こらないとあります。
どのようなセラピストを
頼った方が良いかなどの
詳細が書かれてあります。
海外の方では、セラピストや
カウンセラーになる人が、
自分自身がセッションを受けることから
はじめることが多いそうです。
自分自身のトラウマを癒していないのに、
誰かのトラウマを癒すと言うのは、
やはり問題があることでもあるらしい。
アメリカの方では、セラピスト自身が、
クライアントの椅子に座る事が重要視
されているようですが、日本では、
まだ、そこまででは、ないようです。
藤原ちえこさんは、本の中で、
それは、ラーメンを食べた事がない人が、
ラーメン屋を開くような事で、
おかしなことだと言われていました。
だけど、これは、良いセラピストを
探す上では、結構役立つことで、
そのセラピストの方が、ご自身の
問題に対して、どれぐらいの
カウンセリングやセラピーを受けて来たのか?
ご自身の問題に向き合って来た人ほど、
良いセラピストである可能性がある。
そして、セラピストやカウンセラーの
知名度と実力は、一致しない事も多い。
トラウマにも種類があるので、
どのトラウマでも、まったく同じ手法で
カウンセリングが行われるわけでは、ない。
とくに性的虐待の
トラウマの場合は、
尚更、慎重に良い専門家を
選ばないと危険な部分があるようです。
勿論、他のトラウマでも、
良い専門家を選ぶことは、重要です。
トラウマは、時間が解決しない。
出来事を覚えていない事もあるようです。
トラウマと言うのは、
異常な出来事に対する、
心身の正常な反応。
小さい時のトラウマを
発達トラウマと言うそうですが、
原因が複数に及ぶ事が多いので、
何が原因か分からない事も多い。
だけど、原因探しをしなくてもいい。
結局、発達トラウマの、
すべての原因となっているのは、
その時に助けてくれる大人がいなかった。
この一言に尽きるそうです。
原因が分かったとしても、
それだけでは、癒しは、起きない。
そして原因は、
どんな出来事にしても、
身体が覚えている。
自律神経の調整不全が大きく関係している。
だから、優れたセラピストは、
身体の反応を見て解ったり、
身体で解放させたりと言ったことに
導くこともあるようです。
突然、気が狂ったみたいな事になる人も、
恐らくは、トラウマが影響していると思います。
気づいている、気づいていないは、別として、
トラウマと言うのは、ほぼ誰もに
当てはまることなのだと思いました。
トラウマの重い軽いは、あるのでしょうけど、
重い方がトラウマがあると気づきやすかったり、
後に解消したいと思う気持ちを
強く持つようになることがあるので、
それは、それで、やっぱり、
良かったのかなぁとも思います。
しかし、ほぼ、誰もにトラウマがあるのなら、
こう言うモノこそ義務教育などの過程の中に、
取り入れた方が良いかもしれないですよね。