※障がい者の方には、
厳しい話になります。
まず、ここでは、
A型事業所や、
B型事業所の詳しい説明は、
省略します。
昔と比べてA型事業所の質は、
上がっていて、事業所によっては、
高度なことをやっていたりもしますが、
所詮、就労移行支援A型事業所とあるように、
一般就労より落ちた位置づけになっています。
それもそのはずで、昔ほどではないですが、
助成金などを頼りに運営しているのですから。
一般就労と言いましても、
障がい者の世界で言う所の
一般雇用は、主に二種類あります。
一つは、障がいがあることを
完全に隠して一般人として働く。
もう一つは、
障がい者であることを
打ち明けて働く働き方。
前者をクローズと言い、
後者をオープンと言います。
まぁ、障害にも隠せる障がいと、
隠せない障がいがあります。
障がい者は、大きく分けて3種類。
知的障がい。精神障がい。身体障がい。
身体障がいの人は、
身体のことなので、
隠せなかったり、
隠す必要がなかったりもします。
内部障害であれば、
見た目的には、隠せても、
何かあった時に本人が困るので、
まず、隠さないですね。
身体障がい者の方は、
身体的にどこか不自由で大変。
と言うのは、ありますが、
身体以外のハンディは、負っていない。
なので、知的、身体、精神の
障がいの中では、一番、
企業様から理解して貰えるような、
傾向にあります。
ここで話すのは、主に、
知的や精神の障がいの人の事で、
尚且つ、A型事業所やB型事業所から、
就職する人の事になります。
多くのA型事業所や、
B型事業所の仕事内容は、
内職作業のようなことを
している所が多いです。
農業や喫茶店や、
何かの販売などを
行っている所もあります。
それらの事業所は、あくまでも、
就労へ向けたステップアップの
場所なのですが、障がい者側の
解釈は、違うことも多いです。
厳しい意見になりますが、
まぁ、大概は、ぬるま湯に、
浸かっている状態です。
障がい者の世界自体、
まだまだ、閉鎖的な所もあって、
障がい者の方は、井の中の蛙。
そのような状態である事も多い。
A型やB型の事業所の
在り方の問題もあるのですが、
そこで働く障がい者の方達は、
一般企業とは、かけ離れた、
環境で働いています。
なので、ここから一般企業へ、
就職してもギャップが大き過ぎて、
上手く行かない人も多い。
(多いと言うだけで、
上手く行く人もいる。)
過去には、多少なりとも、
一般就労の経験がある人もいますが、
自意識過剰と言いますか、
自尊心が強いと言いますか、
軽度の障がいの人ほど、
何処か調子が良いようなケースも、
度々、見受けられます。
例えば、たいして、
世の中知らないのに、
知っているつもりになったり、
出来もしないのに、
出来るつもりになっていたり。
過信。慢心。うぬぼれ。
と言った感じでしょうか?
この辺は、障がい者の世界に、
精通していないと中々、
分かりずらい事かもしれません。
でも、ゲームだったり、
芸能だったり、娯楽的な話は、
結構、詳しい人も多い。
そこで、何も知らない人は、
コミュニケーション能力が、
高いと勘違いしてしまう事もある。
いや、コミュニケーション能力は、
高いのかもしれない。しかし、
その能力と仕事の能力や意思疎通が、
あまりにも、かけ離れていたりもする。
一般の人が、障がい者と、
関わった時に、その辺の
難しさを感じることも、
あるかもしれません。
A型事業所やB型事業所で働く、
職員さんの離職率も高いです。
障がい者の募集をしていない求人に、
障がい者であることを打ち明けて就職する。
これをオープン就労と言いますが、
最初から障がい者を
雇うことを前提とした、
障がい者雇用と言う、
働き方もあります。
これも、オープン就労には、
なるのですが、これに関しては、
そもそもの求人数が少ない。
良い所は、良いのですが、
最悪のパターンもあったりして、
障がい者側にとっても、
それだったらA型事業所で、
守られた中で働く方が、
気楽と言う事情もある。
そうは言っても、
A型やB型の事業所も、
一つの事業所に色んな障がいを
持った方が20人も30人も、
(事業所によっては少数の所もります。)
通うので、それ故のトラブルがあったりで、
障がい者も支援員や指導者も中々、
大変な所もあります。
しかし、A型やB型の
事業所は、そもそもが、
一般就労が難しい人が、
一般就労へ向けて通う。
そのような事業所なので、
結果的に難しいままになって、
抜け出せない人も多い。
一般就労したは、いいけど、
上手く行かずA型やB型事業所に、
また、戻ってくるパターンも、
わりと、よくあります。
それは、失敗した時の
受け皿がたくさんある。
と言うことであるのですが、
一般就労に関して上手く行くかない。
そのようなケースは、多い傾向にあります。
一般就労したら、
A型やB型の事業所のように、
周りが障がい者ばかり、
と言うことは、あまり、ない。
支援者や指導員もいない。
障がいについての専門的な、
知識を持った人や色んな、
障がい者と関わって来た、
経験を持つ方も、まず、いない。
と言った所で障がい者側に、
とっては、環境が違い過ぎる。
一方で雇った企業にとっては、
障がい者を雇った事で、
困惑する事があったりもする。
世の中の多くの方は、
障がい者と関わった事など、
ない人の方が多いのですから、
当然、嫌がる人も出て来る。
また、障がい者には、
何らかの支援機関の人が、
付く事もあって職場で、
何かあった時に、
そのような人が出て来て、
面倒に思う事もあるかもしれません。
記事タイトルの十中八九は、
語弊があるかもしれませんが、
就労しようとする障がい者にも、
高望みする人も多かったり、
私が見て来た諸々の事を
考慮すると十中八九は、
言い過ぎでは、ないかな?
とも思います。
昔より、障がい者雇用の
イメージも良くなり、
障がい者雇用をする企業様も、
増えていると思います。
しかし、現状は、
障がい者側、企業側、
どちらにとっても、
あまり、メリットがない。問題がある。
そのような溝があったりします。
その溝を埋める為に、
活動されている人達がいる。
だけど、まだまだ、
その溝は、大きい。
クローズ辞めてから、就労移行、障害者雇用、A型、特例子会社、B型と一通り経験したけど、普通にアルバイトしている現在が一番働きやすい。特例は身体、視覚、聴覚には至れり尽くせりだけど、知的、発達、精神は逆に一般の会社より働きにくいところもある。
— なか (@maxsax21) March 14, 2023
A型事業所は、本来は、
長居する所では、ない。
ですが、長居する人も多い。
特に軽度の人は、そこを卒業して、
就労を目指してくださいと言うのが、
元々のA型事業所が存在する理由です。
今は、わりと健常者に近い人も増えています。
A型事業所の運営者や職員さんは、
その方が都合が良いかもしれませんが、
従来、A型事業所で働けた障がい者の方は、
Aで働けず、B型で働く形になる事もある。
頑張れば一般社会、
一般雇用でやって行ける人は、
失敗を恐れず、そちらに、
行って頂きたいですね。
失敗したら戻ってきたらいいのですから。
とは言っても、事業所によって、
出戻りOKの所とNGの所があります。