これは、必ずそうだと言うわけではないです。
しかし、傾向としては、そう言う人は、多い。
まず、感情のコントロールが難しくて、
自分で制御が出来なくて暴走する事がある。
だけども、イライラしてキレやすい人は、
健常者の人の中にも、それなりにいます。
他の障害の症状の人でも、
キレやすい人は、いるし、
ヒステリックな人もいる。
自己愛性パーソナリティ障害なんか、
猛烈にイライラしやすく怒りっぽい。
なので、発達障害や、
知的障害だから、
キレやすいと言うのは、
違うのかもしれませんが、でも、やっぱり、
ある程度の共通項のようなモノは、あります。
勿論、同じ障害であっても、
まったく、当てはまらない人もいます。
それらを踏まえた上で、
発達障害や知的障害は、
キレやすいと言う話をしたいと思います。
普段、静かで大人な感じの
発達障害の女の子が、大声を出して、
泣きながら壁をボンボン蹴っ飛ばす。
そう言う光景も度々、目にした事があります。
一説では、脳の特性が関係しているとも言われています。
ADHD(注意欠如・多動症, 注意欠如・多動性障害, 注意欠陥・多動性障害)
の症状を持つ人は、自己主張が強く周りに合わせる事が苦手だったりします。
感覚過敏の発達障害の人は、光や音、
触覚などの感覚刺激に敏感な場合があります。
過度の刺激にさらされることで、
イライラが生じることがあります。
自閉症スペクトラム障害の人々は、
他人とのコミュニケーションや社会的な
相互作用に困難を抱えることがあります。
そのため、コミュニケーションの障害によって、
イライラが生じることがあります。
発達障害の人は、予測可能な環境や、
ルーティンの変化に対して適応するのが、
難しいことがあります。環境の変化や、
予期せぬ出来事によってイライラが生じることがあります。
知的障害の人は、言語の理解や表現に、
困難を抱えることがあります。
思考や感情を適切に伝えることが難しいため、
自分の欲求や感情を他人に伝えることができず、
イライラが生じることがあります。
知的障害だと、知能指数が低い影響で、
頭に血が昇りやすいもあると思います。
あとは、成長過程の中で、理不尽な事や、
抑え付けられて来た感情が多いなどもある。
障害者にしろ、健常者にしろ、
カッとなって、手を出してしまった。
そのような話もあちこちで耳にする事もあります。
その際、今の時代的に、喧嘩両成敗とは、ならず、
先に手を出した方が悪となる傾向は、あるようです。
なので、いかなる理由があろうとも、
手を出しては、いけない。
(いかなる理由とは、言いましたが、ケースバイケース。
例えば、自分以外に守られなければならない何かがあると言った場合は、
後先、考える必要がないケースもあるとは思います。)
そもそも、人は、
どのような時にキレるのか?
自分を大事にされていないと感じた時。
バカにされた時。見下された時。
相手が自分の思い通りにならない時。
相手の意思が自分の意思と違った時。
自分の思いが伝わらない時。
これらは、実際にそうなのかもしれませんが、
そう感じる自分があった。自分都合のこともあると思います。
ストレスや不安や恐怖心。
これらによってキレる事もある。
嫉妬、不満、嫌悪感。などもある。
心がズタボロに傷ついていて、
ささいな刺激でキレやすくなっている事もある。
知っている人は、知っていると思いますが、
怒りの下には、別の感情が隠れている。
寂しさ、虚しさ、悲しみ、劣等感、失望など。
怒りの下にある感情に気づいて癒す。
まずは、気づくだけでもいい。
とは、言ったものの、
発達障害や知的障害の人は、
中々、ここまで出来ない。
イライラしてキレやすいのは、
彼等の特性の一つなので、
その部分のケアが必要だと思います。
ちゃんと相手の意見を汲み取って対話する。
決め付けたり、こちら側の一方的な考え方を押し付けない。
この障害でキレやすい人は、
何か溜め込んだモノがあると、
急に暴れ出したり、物を投げ付けたり、
殴りかかってくる子もいますので、
日常的な対話が重要だったりもします。
急にキレたように見えても、
それまでに溜め込んだ諸々がある。
対話をしていないと、
それが分からないし見抜けない。
こう言うと語弊があるかもしれませんが、
障害者だけの世界に行けば、
暴れる子がいて当たり前。
特に障害者と関わる支援者、指導者の方は、
そう思っていた方がいいでしょう。
彼等は、言語能力や作業能力が低い状態であっても、
人や物事の捉え方など、非常に鋭い着眼点を
持っていることもありますので、
決め付けたり、捉え方を間違えると、
後々のトラブルの元になる事もあります。
しかし、あまりにも、
異常性を感じられる場合は、
重度の精神疾患の疑いなども考慮は、
した方がいいケースもあるでしょう。
育ての親が何かあれば、すぐに、
怒ったり暴力を振るう傾向があったと言う場合は、
その性質を受け継いでいる可能性もあります。
その際も、自分一人だけで、
判断したり決め付けるのではなく、
専門機関に繋いだ方がいいですね。