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「かんてんぱぱ」を製造されている会社。伊那食品工業株式会社。「年輪経営」を読んでみました。

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伊那食品工業株式会社のHP

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この本は、
伊那食品工業株式会社会長である
塚越寛さんが書かれた本です。

塚越寛さんは、高校時代に肺結核を患い高校を中退。
肺結核での療養生活は、3年にも及んだそうです。

大昔は、死病とも言われた病ですから、
塚越さんの高校時代の時も、まだまだ、
すぐに治るような病では、なかったのでしょう。

窓の外から町を歩く人の姿を見ては、
歩けていいなぁと思っていたそうです。

その後、働けるようになり、
木材屋に入社し、その後、
伊那食品工業に入社と言う、
経緯があったそうです。

利益を第一にしない

利益第一主義の企業は、危うい?

会社である以上、利益は、
出さなければ、ならないのですが、

利益が最優先であると結果的に、
上手く行かない事も多い。

一時、軌道に乗ったかのように、
見えても、後から、
しっぺ返しを食らう事もある。

社長と社員と言うのは、
親と子供のようなもので、

その家族が、それぞれの役割分担をし、
喜んで働けて、地域や取引先の企業にも、
喜んで貰えれば、利益と言うモノは、
後から付いて来る。

利益、利益、利益とやっていれば、
一時的に上手く行っても、結果、
行き詰まる事も多い。

この本の中で一例として、
アメリカのリーマンブラザーズの
話をされていました。当時、
リーマンショックと言う事で、
ニュースなどでも、
よく取り上げられていましたね。

あの会社の社員は、
年収3千万円位の人は、
ザラにいたそうです。
経営者は、10億円以上の報酬。

ところが、約64兆円にも、
及ぶ負債を抱えて倒産。

これは、分かりやすい例ですが、
日本国内でも利益優先になっている、
たくさんの企業がある。

会社は、ボランティアではないですから、
利益は、生み出さなければ、ならないのですが、

塚越さんは、急成長より、
低成長の方が良いと言います。

と言うのは、急成長の時は、
自分達の実力なのか?
他の要素なのか?
分からなくなることもある。

そこで自分達の実力だと、
過信すると後で痛手を喰らう。

木の年輪のように、 
少しずつ成長して行く。

利益を第一目的にせず、
結果を出している企業。

まだまだ世の中には、
少ないかもしれませんが、

このやり方の方が、
遠回りのようでいて近道。

利益を最優先にしない方が、
結果、利益が出る。
結果、息も長い。

今、多くの人が、
忘れてしまっているような、
肝心なことを伝えていると思いました。

昔から商売には、
三方良しの教えがありますが、
これが商売の原点。

原点から遠ざかっている人や、
企業も多いような気がします。

人は、宝

今の若い人は、
地位や名誉やお金よりも、
穏やかな人間関係の中で、
伸び伸びと働けることを
望む人が多い傾向にある。

それを肯定して活かすようなやり方。
頭が柔軟でないと中々、出来ないこと。

かと言って甘やかすのは、違う。

社員、一人一人の働く、
幸福度を上げることも、
経営者の仕事。

自分だったら嫌だなぁ、
と思うことを社員にも、
押し付けない。

社員を大切にするのは、
経営のコツでも、ある。

また、社内貸付金制度もあって、
消費者金融などで借りる前に、
まずは、会社に相談しなさい。
そう言う意図があってのこと。

取引先企業も人。
人同士の信頼関係の上で、
成り立っているのだから、
安いと言う理由だけで、
仕入れ先を変えない。

読み終えて

年輪経験とは、
時間が、かかるモノ。

木の幹が育つには、
時間が、かかる。

枝葉ばかりに捉われて、
儲かった。失敗した。
これをやっている人や、
企業は、多い。

幹の方をじっくり長く育てれば、
少々のことでは、大木は、倒れない。

第三章だったと思いますが、
万物の源は、素粒子である。
と書かれてあって、

会社にとっての素粒子とは、
お客様を含むファンである。

と言う話をされていました。

経営者であれば、
誰もが読んだ方が、
良いと思う一冊でした。

最後に簡潔にまとめると、
会社とは、経営とは、
関わる一人一人の幸福度を
いかに上げるかと言うこと。

一人が相手を幸せにすれば、
自分も嬉しいし相手も嬉しい。

これの積み重ねと、
これを極めること。

でも、これは、仕事に限らず、
経営に限らず、一つ一つの家庭でも、
同じことだと思います。

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