みんなの仕事・体験談

重量鳶と軽量鳶

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鳶職にも、大きく分けて重量鳶と軽量鳶と言う部類に分かれるそうですが、
重量鳶の人の方が意外と腕力が少なかったりする傾向にあるようです。

と言うのも、重量鳶が扱うモノは、何トンも何十トンもあるような
とても人間の手で持ち運びが出来ないモノになります。

だけど、仕事内容的には、重量鳶の方が
技術力が求められるとも言われています。

それだけに鳶の見習いとして、
最初から、重量鳶としてやっていくには、
覚えることが多すぎて、中々、大変かもしれません。

重量物の搬入・据付などが主な仕事になるそうです。

一方で、軽量鳶は、家やビルの足場を組んだりが主な仕事になります。

最近は、中々、見かけませんが、私が土方をやっていた頃は、

丸太足場と言うものを作った事があります。

その頃から、既に鳶は、ビデ足場が主流になっていたと思います。
(呼び名は、地域や人によって若干、違うようです。
私は、ビデと聞いていたので、そのように表記しています。)

ビデしか組んだ事がない鳶が増えたのも、
その頃だったようで、鳶のくせに番線も使った事がない奴が増えたと
嘆いている、おっちゃん達の話をよく耳にしたものです。

しかし、軽量鳶にしろ、重量鳶にしろ、高所での作業が当たり前で、
何も無い所に、まっさきに
足場を架けたりするのだから、命がけの仕事です。

それだけに、鳶職には、昔から、
「舐められるな」「舐められたらいけない」
と言うような仁義的な教えもあるようです。

ブカブカのニッカズボンを履いたりするのも、
そのような理由もあるようです。

勿論、動きやすいと言うのもあるのでしょうけれど、
必要以上に太いと何処かに、引っ掛かったりして、
逆に動きずらかったりで危ないのではないか?
と私は、思うのですが・・・。

また、今は、どうなのか知りませんが、
昔の鳶職は、見習いの間は、殴られたり物をぶつけられたりは、
当たり前の世界だったとも聞きます。
(昔は、建設業全般が、こんな感じだったとも思います。)

仕事そのものよりも、仕事が終わった後の先輩方との
付き合いの方が大変だったと言っていた人もいました。

仕事が終わってからも仕事の時間。。。

最近の事情は、知りませんが、
昔は、鳶の会社そのものが、
家族的な付き合いをする所が多かったそうです。
それは、任侠の世界と言いますか、
○○一家と言うような感じで、
仕事もプライベートも過酷な道のりであったそうです。

軽量鳶の仕事に関して言えば、
昔は、鍛冶屋とコンビを組む鉄骨鳶と、
大工や塗装屋とコンビを組む足場鳶に
分かれていた部分もあったようですが、
今は、ある程度、何でも出来ないと
仕事が取れないと言う事もあるようです。

私も何度か鳶の方の仕事を見た事は、ありますが、
高所で足場の上を物凄いスピードで走り回る人までいて、
見てる方が怖いぐらいでした。

今は、足場の単価も下がっているようなので、
余計にスピードと言うものは、重視されるかもしれませんね。

逆にバブリー時代に儲けた鳶職の社長の話だと、
あの頃は、何で、あんなに儲かるのか不思議だったと言っていました。
従業員にもサラリーマンの何倍もの月収を払っていたそうです。

その変わり、夏場などは、朝早くから、
夜の10時ぐらいまで仕事をしていたそうです。

だけど、従業員も、それだけのお金を貰っていたので、
文句一つ言う人は、いなかったそうです。

バブリー時代に儲けた、その社長は、
毎晩、銀座に飲みに行っていたと豪語していました。

でも、まぁ、バブリー時代と言うのは、
そんな話は、履いて捨てるほど、あったと思います。

鳶は、他の建設業よりも若い人が多いと言われています。
その理由の一つは、見た目が、華やかでカッコ良くて憧れる。
見習い期間の最低日当が建設業の他の業種よりも
高めな事などが挙げられるようです。

しかし、高所作業が当たり前の鳶は、
やっぱり危険な仕事ですし、
足場から落ちて骨折したり、時には、
命を亡くされる方もいるような仕事です。
だから、私は、個人的には、
若い人がお金だけに釣られて安易には、
飛び込んで欲しくない職種だと思います。

と言うのも現場仕事と言うのは、
表に出ている事故もあれば、
表に出てない事故もあります。

大怪我していたとしても、
表には、出ていない事故になっている事もあります。

今は、どうなっているのか知りませんが、
昔は、建設業は、来る者拒まずで誰でも受け入れていました。

だけど、雇う側も、ある程度の危険性を
入る前に、しっかり説明する事も大事ですし、
ある程度の適応能力が現場仕事には、
求められる部分もあると思うので、
そのような適正検査のようなモノも
必要ではないか?と私は、思っています。

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