日記 障がい者の世界

障がい者A型事業所の問題・・・

更新日:

障がい者と障がい者の関係者であれば、
A形事業所やB型事業所の事を、
よくご存知だと思いますが、
世間一般的には、知らない人の方が多いでしょう。

A型事業所の勤務時間は、
多くの事業所で4時間などの短時間勤務となっています。
そこへ週に5日ぐらい出勤して、
障がい者の方が仕事として通っています。

障がい者雇用と言う部分において、
週に20時間以上働ける人でないと、
障がい者雇用としてカウントされないそうで、
週に20時間以上働けない人は、
B型作業所に通うと言う事になります。

A型事業所も、以前は、
助成金に頼った運営をした所も多く、
国のお金を使い過ぎだと言う事で、
以前より使える助成金の額を減らされたりで、
近年、全国的には、結構、潰れた事業所もあるようです。

障がい者の方は、仕事としてA型事業所へ通い、
簡単な軽作業などを行っています。

サラリーマンやOLさんなどが、
その現状を見れば、
これが仕事?と疑問を感じるかもしれません。
基本的には、内職作業のような事を、
時給いくらと言う形でやっている所が多いです。
(各都道府県の最低時給以上は、貰えます。)

各事業所では、指導者や支援員が、
常駐しているのが普通です。
だから、上司や部下と言う関係とは、また違います。

サービス管理責任者と言う人も常駐し、
支援者と利用者と言う関係になります。
障害者の方は、利用者と言う事になります。

だから、一般の会社とは、形態が違います。

A型事業所は、基本的には、
障害枠の一般就労を目指す為に
一時的にいる場所になります。
だけど、中々、一般就労に
結びつかない人の方が多いと言うのが現状です。
だから、何年もいる人達も多いです。

障がい者の方なら、よく知っていると思いますが、
ハローワークの障がい者求人を検索すると、
一般求人よりも、A型の求人の方が圧倒的に多いです。

これも、障がい者の方が、中々、
一般就労に結びつかない原因の一つでしょう。

各事業所によって利用者の人数は、違いますが、
私が知る限り、平均20人~30人の所が多いと思います。
障がい者が20人も30人も集まると、
時には、障がい者同士のトラブルが発生したりもします。
障がい者の方は、それ故の大変な思いをした人もいるでしょう。

それぞれ能力も障がいも違います。
年齢もバラバラであります。

障がい者の世界は、大きく分けて、
知的障がい・精神障がい・身体障がい。
この三つになりますが、障害が違う部分を
お互いにカバーし合うと言う良き部分もあるのですが、
違う障害だと分かり合えない部分などもあって、
派閥が出来たりしているような事もあります。

また、A型事業所の仕事も、ろくすっぽ出来ないのに、
出来ると思い込んでいたり、周りの利用者さんに
迷惑をかけているのに、それに気づかないと言うような
利用者さんもいたりで、お互いの言い分も分かるのですが、
陰口や悪口を言い合っているような状況の事もあります。

だから、支援者さんも、利用者さんも、
A型事業所と言うのは、中々、大変かもしれませんね。

しかし、そんな事業所ばかりでもないでしょう。
みんな、楽しく和気藹々とやっている事業所もあると思います。

そして、100%助成金だけに頼るような事は、出来ません。
だから、事業利益と言うのも、ある程度は、出さなければなりません。
だけど、現状は、まだまだ、給付金や助成金から、障がい者の方への
給料が支払われている事が多くの事業所で行われています。
内部事情を知っていれば、それも仕方がないと思いますが、
本来は、事業利益から給料を支払うと言うのが目的のはずです。

だから、今後、もっと、A型事業所の在り方は、
厳しくなっていくかもしれませんね。

そもそも、何故、多くのA型事業所が4時間勤務なのか?
それは、障がい者1人当たり1日5840円ぐらいの金額が、
会社に助成金だか給付費だかで入る仕組みです。
時給900円としても、4×900=3600円です。
だから、派遣会社のピンハネに似ているかもしれません。

だけど、障がい者の世界は、大変ですからね。
私個人としては、ある程度は、
目を瞑ってやれと言いたいです。

しかし、この仕組みを利用した、
悪質な事業所があったのも、また事実です。
だから、難しい問題だと思います。

A型事業所の今後の在り方・・・

知っている方は、知っている話ではありますが、
障がい者の方が通っているA型事業所の運営が、
今は、かなり厳しくなっています。
今後、さらに厳しくなると言われています。

だけど、それもそのはずで、
今までの在り方の方が、むしろグレーゾーン的な
運営のされ方をしていたA型事業所が多かったようです。

そもそも、A型事業所の利用者の給料は、
事業利益から支払わねばならず、それを、多くのA型事業所は、
助成金や給付金と言う支援金から支払っていました。

その額を大幅に減らされて、立ち行かなくなった
A型事業所が、どんどん閉鎖されています。

B型事業所と言うのもありますが、
A型事業所とB型事業所の仕事内容が殆ど変わらない。

だから、A型を辞めてB型だけに乗り換える事業所も増えているそうです。

しかし、利用者の方にとっては、A型とB型では、給料が違いすぎます。
A型では、時給としての給料が支払われますが、
B型では、工賃。内職をやった分が支払われます。

A型で、5~7万円ぐらいの給料を貰っていた人が、
B型に行けば1万円前後ぐらいの工賃になるので、
A型にいた人が、Bに行きたいと思う事は、まずないでしょう。
事業所の閉鎖で仕方がなく行く人は、いるかもしれませんが、
本人のモチベーションなどは、かなり下がる事が予想されます。

現状、多くのA型事業所が、B型事業所レベルの仕事内容しか
していなかったので、運営者も、利用者である障がい者も、
かなり厳しい現状を見る事になる人も多いと思います。

だけど、これが、本来の姿で、今までの在り方の方が、おかしかった。
グレーゾーン的な運営の仕方で法律違反をしているのに、
そのような在り方が、仕方がないとか、当たり前だと思っているような
運営者や障がい者と言う構図が出来上がってしまっていた。

一時的には、苦しい思いをされる方は、多くいると思いますが、
これからは、本物の健全な運営をしているA型しか生き残って行けない。
これは、長期的な目線で見れば、いい事だと思います。

しかし、自分の力で、どうにもならない
障がい者の方達の救済処置も必要だと思います。

多くのA型がなくなれば、多くの障がい者の方も路頭に迷うと言う事です。
一時的には、失業保険なども貰えたりしますが、その後の仕事や生活面の
問題など山積みになると思います。それをやりながら社会復帰を目指す。

障がい者の失業保険・・・

A型事業所に通っている方は、生活保護を受けている方もいますが、
A型の給料と障がい者年金で、やり繰りされている方も多いです。
多くのA型事業所が閉鎖する中で、
生活保護を受けられる障害者の方も増えるでしょう。

閉鎖した事業所の多くは、本来の目的とは、かけ離れた形で存続していたので、
障がい者の方にとっても、本当の現実を知る、いい機会だと思います。

しかし、生活保護にしても、事業利益からの
給料が支払われていなかったA型にしても、
障害者の方に入るお金の出所は、どちらにしても税金。
なので、やっぱり、今後は、本人の力で稼げる支援。
これが、一番、重要な要素になってくると思います。

そして、これからA型に通われる方や、
今いるA型から別のA型への転職を検討されている方は、
その仕事で、その時給が貰える事が妥当なのか?を
よく見極めてください。

よく分からない場合は、なるべくは、
施設外就労をやっている所を選んでください。
施設外就労をやっていれば、大丈夫と言うわけでもないですが、
A型事業所は、大概、見学など出来ますので、
B型事業所と変わらないような仕事内容でないか?など見てください。

今までは、自分で、その辺を見極められない人が、
A型事業所に通えましたが、これからは、厳しいと思います。

スポンサーリンク



-日記, 障がい者の世界

Copyright© 思考の治療院 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.